先日、来月ホスピスでのコンサートのための練習で渋谷に出かけた。半年以上前にあった人に、その楽器、前のより小さいですか?と聞かれた。もう1人の人にも、少し小振りになったよう、といわれた。確かに、前に持って行ったのは右側のフレンチで、標準的なストラドタイプ。今回は、左側のイタリアンで、少し小さい。でも、どうして分かったのだろう。
気になったので、はかってみた(^_^) 縦は変わらないが、バストとウエストは、左側の方が約1cmほど小さい。ヒップは同じである。
でも、こうやって比較したわけではないのに、どうして半年以上前に見かけただけの人の楽器の大きさの違いが分かるのだろうか。不思議だ。
私なんか、他の人のバイオリンがどんな色かどんな大きさかなんて全く気がつかない。色が濃いので、小さく見えたということだろうか・・・
ちなみに、幅が少し小さいとはいえ膨らみは大きく、容量は同じことになるようだ。
細かいことだが、ネックの長さも同じだが、左側のイタリアンの方が、胴体との接続部分の厚みが3mmほど、厚い。ということは、やっぱり、第4ポジション以降の親指のあたり位置が変わる。Eを1の指でとるとき、イタリアンは、フレンチより少し上を押さえなくてはいけない。
細かいことだが、ネックの長さも同じだが、左側のイタリアンの方が、胴体との接続部分の厚みが3mmほど、厚い。ということは、やっぱり、第4ポジション以降の親指のあたり位置が変わる。Eを1の指でとるとき、イタリアンは、フレンチより少し上を押さえなくてはいけない。
2台のチェロを取り替えながら弾いていると、このあたりで音程は不確かになる。3/4の楽器とか、はっきりと違えば問題ない?けれど、微妙に違うと、なかなか厄介だ。
いちおう、オーケストラでは丈夫で音の大きいフレンチを使うことにしているが、弦楽合奏の時はどうしようか・・・とか悩ましい。どっちも個性的で良いので困る(^^;)が、 1人で楽しむときはイタリアン、・・となりつつある。私にはかなり違う音に聞こえるが、でも、聴いている人には、どちらも同じような音になるらしい。そこがよく分からない(^_^) 自分の出している音がどんななのか、正確に聴いてみたい。人に弾いてもらってもそれはその人の音なので、私が弾く音とは違うようだ。みんなは分かっているのだろうか。
余計なことだが、張っている弦は、ほとんど全部パーマネント、で、フレンチのA線はヤーガー、イタリアンのG線はパーマネントSoftである。色々試して時々変えてみたりするけれど、聴いている人に違いは分かるのだろうか・・疑問だ(^_^) けれど、弾いている本人は、これが弾きやすく、変な音もしないはずなのだ(^^;)
エンドピンも、フレンチには穴あきのベルリンサウンドピン、イタリアンはカーボンピンが合っている。
エンドピンも、フレンチには穴あきのベルリンサウンドピン、イタリアンはカーボンピンが合っている。
すみません、通りすがりです。
色もありますが、多分ミドルバウツと呼ばれるF字孔脇のウエストの距離ではないですかね?アッパーバウツも少し黄色い楽器の方が幅があるような・・・
楽器の音は確かに8割近くは「その人の音」になると思います。ただ楽器により音の広がり方、鳴る場所が随分違いますね。
投稿情報: K | 2013-10-29 00:55
通りすがりさん ありがとうございます。・・バウツっていうんですね。初めて知りました(^^;)
「その人の音」って言うのがどういうことか知りたいです。ビブラート、弓圧、楽器との対話等々すべての要素が絡むのでしょうが、興味深いテーマです。
あるバイオリニストが「音色はその人の思想そのものである」と言っていましたが、だから一番大切にしなくてはいけないものですよね。私なんかは、まだまだ楽器が鳴らせていないので生意気なことはいえませんが・・
投稿情報: goshu | 2013-10-29 08:26
色々な要素があるのですが…身体も響くので体格(胸の厚さなど)、指の太さ、腕のリーチ、関節の硬さetc…等は楽器が変わっても人が同じなので共通した要素の音が出ます。またやはり音楽家は好みの音や表現方法の型を持っているので、楽器が替わっても自然と寄っていきます。
もう一つ、多分「聴いている倍音」があるかと思います。その人が音を出す時に聴いている倍音の周波数帯(実音以外に出ている音)にも癖があるなので、それも出ると思います。
等が簡単にいうと「その人の音」に繋がってくるのかなぁ…本人には違いは勿論分かるんですがね(笑)
そういえば右の楽器の方がF字孔が短くみえる??それも錯覚して右が大きくみえる要素かと・・・
投稿情報: K | 2013-10-29 11:40
あ、ペレーニさんの動画を見させて頂きましたが(めっちゃ嬉しかった!講習会で数回習った事があるので)、コレはとても分かりやすい例かと。カザルスのゴフリラを使おうとも紛れも無いペレーニさんの音だと皆感じると思います。勿論「お、いつもとちょっと音違うな」とは分かります。
投稿情報: K | 2013-10-29 11:59