4番のプレリュードは、下手すると練習曲のようになってしまう、そうならないように・・。1番を通してトルトゥリエの指示の読み方が分かったので(実に細かい)、今度はもっとスムーズに練習できるだろう。4番のプレリュードは深い谷の連続、それまでの流麗なプレリュードと比べると異色ともいえるが、私はこれが好きだ。楽器が鳴ってくれないと弾くのは辛いが今のところ楽器の調子も良いし弓も弾きやすい。
と言っても、1番が仕上がったと言うにはほど遠い。一応楽譜が読めたので、更に音楽的に弾けるように、少しづつ復習していくつもり。練習している間はCDとかは聞かないでいたが、久しぶりに一部楽譜の確認もかねて、フルニエ、トルトゥリエの演奏を聴いた。まったくもって良い曲、素晴らしい演奏、で、私なんか当然ながらあまりにひどい(^^;) まだまだエチュードのレベル。まぁ、将来の楽しみが膨らんだ、と言うことにしておこう。
それにしてもIMSLPは素晴らしい。確認したい楽譜が全部アップされていて、比較が出来る、が、素人ではどれが正しいのか判断なんか出来ない。サラバンドの繰り返しの後3小節目の2拍目の裏は、fなのかfisなのか fisの方が自然だから、ほとんどのチェリストはfisで弾いているし、後年の手書き譜はfis としてあるが、古い楽譜にはfとなっているはず。だから、トルトゥリエはfで弾いている。
そんなことはともかく、細かなニュアンスを正確に弾こうと思ったらもっとボーイングの基礎練習をしないと駄目だと再確認した。カザルスは、バッハを弾くために豊富な技術とかを開発しなければならない、と言っているが、そういうこと。最近は、単純にスピッカートの練習をしている。弓の毛が弦を一瞬つかんでいる感じが段々つかめてきて応用が効きそう。
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