どうも、良い音がしないなぁ、と思っていたので、先日職人さんに楽器をチェックしてもらったのですが、どこも問題はないとのこと・・・で、思い切って弦を新品に替えてみました。なんと言うことでしょう、さっきまでとは違って音に張りがあり、なおかつ柔らかい暖かい音が出るではありませんか。他人にはどう聞こえるか分かりませんが、弾いていてとても気持ちよく幸せな気分です。これが一番。
昨年の3月に張り替えてから約10ヶ月、これまでは1年に1度交換することにしていたのでしたが、1年は持たないと言うことですね。弦は徐々に劣化するので、なかなか変化に気がつかないものです。だから、何も問題ないと思っても1年に1度は取り替えていたのですが、昨年はオーケストラの練習とか多かったので消耗も激しかったのでしょうか。
大体、弦がそろそろ駄目かなと思うのは、調弦がしにくくなる、音程がとりにくい、倍音が減ってくる、などが目安。楽器の状態というか、部屋の湿度などで、違ってくるので、弦のせいなのかどうかは判定しにくいけど、冬は乾燥して良く鳴るはずなので、そこでぱっとしない場合は弦のせいかも、ということで、冬に弦を取り替えることが多い。
これまでの経験では、何となく鳴りが悪いなぁ、職人さんに見てもらいたいなどと思い始めたら弦を交換する時期なのだろう。
弦の劣化という事は楽器との相性なども関係があり、明るい音のフレンチでは、1年以上使っていても劣化したという感じはないが、オールドイタリアンはもともと柔らかい音なので、劣化を感じるのが早いようだ。
だから、こっちはこれまでの経験上半年に1度くらいのペースで、替える方がよさそう。しかし、そうなるとパーマネントは高いなぁ・・
というわけでなかなか難しい・・
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