この時期大概の花は終わって紅葉が進むのを待つばかりだが、今を盛りと咲き誇るのが皇帝ダリア。2階の屋根にまで届くかと思われるほどの大木になっている。この先に見えるしだれ桜と同じくらいの高さ。これまでは台風の度に折れてその都度支えをして立て直していたが、今年は、最初から支柱を作っておいたので、1度も倒れることなく5本に分かれて大きく育った。20cmほどのピンクの大輪の花が風に揺れている。
さて、2階の北側の窓からは、入り口の紅葉が進んできたのが見下ろせる。
今年の紅葉は例年と異なり、部分的に何カ所か赤くなっている。グラデーションと言うより色が散っている。紅葉はきれいだが、苔に落ちた葉は丹念に1枚づつ掃除しなくてはいけないので大変でもある。2階から見るとこんな感じだが、下の方の緑だけ見ている通行人は、紅葉はまだだなどと言ってさっさと通り過ぎる。目の前に派手に出てこないと気がつかない・・。少しでも紅葉していたら想像力を働かせないと・・。古の人は、些細な変化に様々な想像力を働かせたのを考えると、現代人は鈍感で心が貧しい。
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