沢山のカップルとその関係者などがいっぱいで,3種類のコースディナーをそれぞれ別々で試食(有料)。品定め。湯水のように経費がかかる仕掛けでちょっと呆れるが、葬式よりはましか・・(^^;)。息子が親戚の中で最後になるので、私がそもそも結婚式に出るのもこれが最後かも知れない。
恒例のビデオによる2人の来歴紹介用の写真を用意と思ったら、子供の赤ん坊の時の写真が全然ないことに気がついた。誕生したのはちょうどペンション開業直前、その準備に忙しく,かつ生活費に事欠く金欠病で(貯金も使い果たし,生活費がなくなって知人から10万円借りた),全く余裕がなかった。おまけに大雪の中引っ越して開業までの2ヶ月間、民宿の1部屋に荷物と家族5人がぎゅうぎゅうに暮らしていたし、カメラも紛失してしまったし、子供の記録写真どころではなかった・・・今となっては申し訳ないが,致し方なかったのだ・・。というのも言い訳で,父親失格である。
32年前のあの当時を思い出すと、随分いろんな人に助けてもらったものだ。民宿では台所を借りて簡単な調理をさせてもらったし,部屋代は実質ただ同然、格安だった。自己資金と銀行融資,友人たちや前の職場の職員たちからの借金(今考えると何故か、あまり社会的意義もなく,見返りもないのに沢山の人がお金を100万単位で貸してくれた)・・それでも足りなかったので、工事費の一部、半年分の灯油代もすべて後払いにしてもらった。そういうことを当たり前のようにしてくれたのは観光地山中湖の人たちの新規事業者を応援しようという優しい思いやりからだ。(その当時はそういうもんかとしか理解していなかった)
子供の写真がないことから昔のことを思い出した・・なさけない
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