Cellos2Goに問い合わせた所、たちどころに返信があった。Frirsz Tailpieceの重さは、アジャスター、ケーブル付き全部でで90g、そのうち、ケーブルが8g、取り外し可能なアジャスターモジュールが1個7.2g、差し替え用の 鍵穴型のモジュールが1.2g。長さは、1弦側が245mm、4弦側が214mmとのこと。
私が想定する、1,2弦のみアジャスターをつけ、3,4弦はペグのみで調弦するセッティングにし、ケーブルをKevlarコード(1g未満)に替えると、総重量は、71g。 ちなみに、一般的なテールピースの重さは、プラスチック製の普及品で76.4g 黒檀製で97.2g、この黒檀を削って薄くした現在私が使っているもので73g。だから、かなりの軽量化になる。
振動系はなるべく軽い方が良いと思う。その証拠に、ミュートを駒に噛ませるのは駒を重くして響きを消す働きだ。だから、ウルフキラーを弦にぶら下げればそれだけ重くなるので、なるべくつけない方が音のためには良い。よく、アマチュアでチューナーを駒に噛ませて演奏している人がいるが言語道断だ(^_^) だから、その昔木製のテールピースからプラスチックに変えた時、そのチープな外観にもかかわらず、音が断然よくなったので一気に普及した。指板だって裏を見れば削ってあるのは強度は保ちつつ軽くするためだろう。
こうして何でもかでも軽くしたらよいのだが、音質的には、そう簡単ではない。楽器の癖もあり弦の特徴もあり、そうした組み合わせで、ギスギスキャンキャン言わないで伸びやかな音になるかどうか、試行錯誤が必要。この時、何を基準に何を重視していくかと言う基本的考えがちゃんとしていないととんでもないことになりかねない。でも、まぁ、ホールと同じで、残響のない鳴らないホールを作ってあとから響かせようと思っても無理だが、鳴りすぎるホールを消音するようにコントロールすることは出来る。だから、鳴らない楽器を鳴らすことに全力を注いで、その後、好みの響きや音色に調整する方が良いのだろう。
と言う風に、何とかして買おうとしている私。(^^;)
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