チェロの活躍する室内楽で、個人的に大好きな部分を列挙してみましょう。これは趣味の問題で、私はチェロのこの部分が好きだと言っているだけの話かもしれませんが、ゆったりとしてロマンチックで、憂いを含んで少し物悲しく、それでも凛として品があり崩れない、そして遥かな憧れを秘めたような音色と旋律・・ということでしょうか。チェロのことを「悲しみの騎士」と表現した人がいますが、これはチェロの特徴を良く表していると思います。
今時の元気な人からすれば「暗い、自分が駄目だと言ってるような感じ」かも知れません。
曲全体も素晴らしいものから、部分的にチェロが良いだけのものまで色々ですが。聴いたことがなければ是非お聴きください。
●シューマン「ピアノ四重奏曲第3楽章」
●シューベルト「弦楽五重奏曲 第1楽章」
●シューベルト「ピアノトリオ第1番」、「ピアノトリオ第2番の第2楽章」
●ブラームスはすべてと言いたいが、「ピアノ四重奏曲第3番第2楽章」、「ピアノ四重奏曲第2番第3楽章」、「ピアノトリオ第1番第1楽章」、「ピアノトリオ第2番第2楽章」、「クラリネットトリオ」「弦楽六重奏曲第1番第2楽章」
●メンデルスゾーン「ピアノトリオ第1番第2楽章」
●ボロディン「弦楽四重奏曲第2番第3楽章」
●ドボルザーク「弦楽四重奏曲アメリカ」
まだまだありますが、とりあえず
演奏家の好みがありますが、ちなみに私なら、古い演奏家、Vnならシゲティ、Vcならカザルスのものがあったら先ず聴きたいですね。フルニエも素晴らしい。
ほとんどすべて実際に演奏したことがあるものですが、でも、やっつけ的にでなく、本当にこの音楽が心から好きだという人と一緒にじっくり練習するのが夢です。一生に1度でいいからそういう体験をしてみたい。そういうチャンスが巡ってくるようにいつでも迎えられるように練習しておきたい。
goshuさん、こんにちは。
チェロのための室内楽のCDを図書館で探しましたが、室内楽はほとんど置いてなかったので、かわりにブラームスのふたつのチェロソナタ(マイスキー)を聴いています。ブラームスの曲をあまり聴いたことがなかったのですが、はまりそう。とても美しい旋律ですね。1番の1楽章と3楽章。2番の2楽章が気に入りました。わたしのチェロの先生が室内楽のCDをたくさんもっていて貸してあげると言ってくれているので、今度goshuさんがあげられている作品をメモしていって、ちょっとずつ借りようとたくらんでます。
投稿情報: yuimin | 2005-03-30 19:26
チェロは独奏や協奏曲を弾きたい人も多いけど、室内楽の楽しみは格別です。ブラームスは渋くて、あまり親しみやすい曲ってのはないですが、何回も聴いているとハマってしまう不思議な力がありますね。好きな人はものすごく好き、嫌いな人は全然聴かないでしょう。で、室内楽を楽しむ人、チェロを弾く人はブラームスファンが多いです。チェロと関係なく、ブラームスそのものとしては晩年のピアノ小品集が傑作です。
投稿情報: goshu | 2005-03-30 22:54