相談に乗ってもらっている知り合いのジャズプロデューサーのマスタリング作業を見学がてら、相談に来たのである。こんな所に来るのは初めてだが、スピーカーからは臨場感ある良い音が鳴っている。(あたりまえ)
絵や文章の編集より音の編集はずっと大変だという気がする。なんと言っても音楽は時間の流れだから、時間がかかる。問題点を選び出すだけでも大変だ。以前、出版社のデジタルラボみたいなところにも伺ったことがあるが、デジタルで出版が楽になったと思っているのはアマチュアのレベルで、アマチュアがデジタル化した「版下」を持ってきても、実は、ほとんど全部手作業でデジタル化のやり直しをしている。アマチュアとはいい気なモンだということがその時よく分かった。裏方の職人たちがどんなに苦労しているか・・・。当然のこととはいえ、レベルが全然違うのである。
アマチュアには見えない、聞こえない、分かりっこない微細なレベルで、あぁでもないこうでもないと手を加えている・・全く、職業とはいえ、大変なことだ。
ともかく、これまで縁のなかった世界をかいま見れただけでも、楽しい。聞いたら、CDはともかく、ラベルだの帯だの「紙もの」がこれまた大変らしい。いやぁ困ったなぁ、何にも用意してない。写真すらない、絵もない・・ホームページやうちのプリンターでコンサートのチラシ作るのと訳が違うぞ・・・あちゃぁどうしよう・・・こんな事で夏前にできるのだろうか・・・
先日演奏会に行ったガブリエル・リプキンのCD(輸入版)は、紙ものがすっごく凝っているんです。まさに愛蔵版って感じ。しかしそれだけにお高いので(小品集3500円、バッハ無伴奏7500円)、買うほうとしてはフクザツです。
光さんのCD、素敵なのができるといいですね。
でも写真もないとこから始めるのは大変そう〜(汗)。
投稿情報: まかべ | 2007-06-03 21:56
考えてみるとクラシックのCDの印刷関係って昔のLPに比べても、質が良くないというか安直なものが多いですね。どうせ作るなら、デザイン的にも見られるものに仕上げたい・・でもそんな力はない・・・うぅ
毎日、無伴奏をチェックのために聞いていますが、この曲、今更ながらですが、難しいけど良いですね。やっぱりチェリストの宝・・
投稿情報: goshu | 2007-06-03 22:17
佐藤光さんのCDぜひ完成してください。楽しみにしています。できあがったら連絡もらえると嬉しいです。愛蔵版でもいいかも。
投稿情報: 手塚賢一 | 2007-06-06 16:08
手塚様
昨年はコンサートにおいで頂きありがとうございます。今年も昨年来られた方から続々と申し込みいただいています。特に今年は名曲のプログラムですから、楽しめると思います。
CDは、夏中には制作の予定です。お楽しみに。できたらご連絡差し上げます。
投稿情報: goshu | 2007-06-06 16:49