昨晩は紀尾井ホールで日本音楽財団主催のイッサーリスのコンサートがありました。
シューマン「幻想小曲集」で始まってフランクの「チェロソナタ」そしてアンコール「鳥の歌」で終わる演奏。あっという間で終わってしまいました。
テクニックの凄いチェリストは今時珍しくもなくYouTubeで曲芸を色々見る事はできますが、フルニエやトルトゥリエのように自分の本当の個性・スタイルを持っている芸術家はそれほどいないと(どの世界でもそうですが)思っています(ロストロポービッチもそういっていました)。イッサーリスは今生きているチェリストの中では,その気配を感じる一人です。吟遊詩人のようにどこか遠くのどこか昔の人と土地の物語をそれになりきって詩情豊かに私達に伝えてくれる,そんな感じでした
開演前のロビーで宮田大君と会いました。まだ中学生の頃倉田先生に連れられて他の学生と一緒に山中湖にやってきてゴーシュホールでエチュードコンチェルトを弾いたのを良く覚えています。半ズボンでした(^_^) 私のことを覚えていてくれて「又是非伺いたいです」と挨拶されました。これからも精進して自分のスタイルを持ってどこからでもぱっとその存在が分かるようなチェリストになっていって欲しいと思います。
う、うらやましい。当方は明日夜の紀尾井ホールに参りまする。いかがでしたか?
投稿情報: cellokko | 2011-05-17 17:05
cellokkoさん こんにちは
素敵なコンサートですね。プログラム自体が工夫されていて素晴らしいです。又、機会があれば是非聴いてみたいです。
投稿情報: goshu | 2011-05-17 17:56
イッサーリスは、演奏家としても、子どものため活動も素晴らしく尊敬しています。
宮田さんにもお会いしたんですね。
彼も、息子に優しい言葉をかけてくださいました。
私も、行きたかったな。
投稿情報: denson | 2011-06-03 23:24