昨日は、チェロアンサンブルの定期練習日。練習したのは、グリュッツマッヒャーのConsecration Hymnとフィッチェンハーゲンのアベマリア。
いつもは1番か2番を弾くことが多いので、実は4番チェロの経験はあまりないのだが、ハーモニーの基礎となる響きを作る音を出す時と、メロディと言わないまでも動きを作っていく時の音と、少なくとも2種類は弾き分ける。上のパートを弾いている時も4番が美しい響きを作っている時は心から嬉しくなるのを経験していたから、そんな音を出してみたいと思っている。
「美味しいパート」、という言い方があるけど、それは美しいメロディを担当しているパートということもあるけれど、それは他のパートがつまらない編曲の場合で、良く作られた曲なら、メロディパートよりその下で支えているパートの方が内容があるような気がすることもあり、それこそ「美味しいパート」なのだ。関係ないけど、私は挨拶とか下らないお付き合いの会議というのが苦手だから、会長というのはやったことがない、大体は事務局長という役回りで、これはその会の実質的支配をしているようなもので苦労も多いがやりがいもあり楽しい。
約2時間ほど、ConsecrationHymu「讃歌」をやった。以前に比べ、ppの表現などそれなりになってきているのは進歩と言える。できれば、早くみんながビブラートを普通にかけられるようになってくれれば・・・(^_^)
ところで、このアンサンブル練習は、しばしば基礎練習みたいなことや、相手の欠陥について遠慮なく指摘したりすることがあり、安心して弾いてはいられない(^_^)
「ちょっと、その指はあり得ない!そこは第4ポジションでしょ。ソは4の指でしょう」「そこは、1と2の指を離さない!・・・はい、このエチュードやって」「そこ、弓が足りなくなるでしょ。左手は休んで、右だけ弾いてみたら?」「はい、このフレーズの中で一番大切な音はどれですか?」「何その弾き方、なんでうねうねするの? もっと平らに弾かないと・・同じテンションでハーモニーだけ変わるから美しいんじゃないか!」とかなんとか・・
ところで、長いことやっていると、段々、簡単に上手になる方法があるんじゃないかと思えてきている。総合的には大変難しいけれど、1つ1つの課題とそれを克服する方法は大変シンプルなのではないかということ。簡単とは、そういう意味で、時間はかかるし、それが苦労なら苦労と言えるかも知れないが、できないことを泣きながらやるような苦労とは違う。時間がかかるだけで、やることは簡単で、楽しい、そういう方法があるのではないかと思う。 だから、最近練習が楽しい。
アンサンブル練習は朝の10時から夜の7時まで延々とやる。で 終わった後、イタリアンレストランで夕食。さざえのエスカルゴ風とかブリのカルパッチョ風とか
アンサンブルで一番おいしいのはよくできた中声部ですね。学生の頃,モーツアルトの弦楽四重奏のビオラパートを弾かされたことがあるのですが最高でした。
チェロアンサンブルも,1stを弾くとト音記号ばかりで一人奮戦している感じです。中声部が一番楽しいです。
アンサンブルやっていると,みんなそれぞれちゃんと個人レッスンに付いているのにアンサンブルの基礎的なことはできていない方が多いです。・・・だからこういう場で言って差し上げないといけないんですかね。
投稿情報: ダンベルドア | 2011-10-10 12:52
ダンベルドアさん こんにちは
アンサンブルやるとソロと違って色んな事に気がつきますね。音程が悪い事、音のつなぎが不自然なこと、テンポ感がないこと・・勉強になります。人の振り見てなんとかって事もあるし。
個人練習の方法は色々練習曲もポイントもあるけど、アンサンブルの良い教材、練習法などについて 誰か書かないかなぁ・・
投稿情報: goshu | 2011-10-10 14:57