今日は、暴風雨の恐れがある中、5月に行うホスピスでのコンサートのための曲決め練習会。田園都市線桜新町駅前で集合、八重桜の並木がきれい。迎えに来てもらった車で、練習場所の家に。今回は、バイオリン3人、ビオラ兼ピアノ1人、ボーカル2人、そしてチェロ。
毎回寄せ集めのアンサンブルだが、初めて参加する女性ボーカルが、シャンソンが得意と言うことで低い美しい歌声で魅了された。ずっと聴いていたいような説得力のある声だ。チェロでもこういう音が出したいものだ。歌の曲は、昭和歌謡で、「水色のワルツ」、「星影の小道」、「オーシャンゼリゼ」。ピアノ5重奏で、「カバレリアルスティカーナの間奏曲」、カルテットで、「ロザムンデ」、ピアノトリオと歌で「浜辺の歌」、「シンコペイティッドクロック」,バイオリントリオで「ユーモレスク」、他にバイオリンデュエット等々。30分の会で、10曲くらい。聴く立場からすると、繰り返しのある長い曲より短い曲を沢山聴きたいという要望があるとのことなので。再来週もう1度練習して、曲を増やすかも・・
私は、そのホスピスでは3回目の演奏だが、毎回聴く人は変わる。3ヶ月以上入院している人は殆どいないからだが、深刻に考えても仕方がない、というかそうでない方が良いように思える。療養生活のしばしの慰めになれば良いのだし、つまらないテレビを見るよりずっとまし、という程度で良いと思う。病棟内の小さなサロンで開かれる演奏会、車椅子やベッドのままの人達が殆ど、体が辛くて最後まで聴いていられない人もいるが、途中で抜けられないようなよい演奏を心がけたい。メンバーは、ボランティア演奏会のベテランばかりで信頼できて気は楽だ。演奏もさることながらどんな顔してるかも大事な要素。よく練習して穏やかに微笑みを持って心を込めて演奏したい。
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