車にチェロを積んでしばらくしたら、カラカラ言う音がする。目的地についてからケースを開けてみたら、駒はちゃんとたっているのに、魂柱は転がっていた。ペグはかなり緩んでいたが、駒が曲がりなりにも立っているのに魂柱が倒れたのは初めて。
あちゃぁ、土曜日にはホスピスでの本番があるのに、直しに行けるのは金曜の夜だ。この際、自分で、魂柱立てを買って魂柱をたてられるように練習しようかと思ったけど、余計なことはやらない方が良いかも。
気温が低く、乾燥しているし、例年よりよほど気をつけないと、魂柱が倒れる恐れあり。
楽器が2台あって良かったと思うのは一瞬で、条件は同じだから、2台とも魂柱がぐれてしまうこともあり得る。全然安心じゃない。
魂柱が倒れにくくする方法は、楽器を左側(魂柱のたっている側)を下にして置いておくこと。楽器は真ん中が膨らんで縁の方が薄くなっているので、倒れにくいというわけ。でも車での移動など振動を与えたら危ない。他には、楽器を傷つけないように気をつけて、ベルトなどで魂柱の上あたりを縛っておくのはどうだろう。他に、うまい方法があるのだろうか。保湿のための、ダンピットとかモイスレガートとかそういう物があるにはあるが、長時間もつのか疑問だし、ダンピットの場合、タップリ水を含ませれば、ぽたぽたたれて楽器の中にカビが生えたと言う話も聞いたことがある。それに、そもそもは楽器本体の割れを防ぐののが目的だろうから、ケースの中のペグの乾燥を防ぐ効果は無いだろう。モイスレガートの場合、ケース全体の湿度管理をするのがそもそもの機能だから、ましだろうか・・・。乾湿計をケースの中に入れて実験してみれば良いのだが・・・・買って試してみようかな・・
とにかく、弦楽器には厳しい季節だ。
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