ベルグソンの言葉
「身振りを慎み、むだな言葉を惜しみ、滑らかに観念を表現し、言い張ることは無く、自分の周りに来て停っている翼のある思想をあまりにも騒々しい音で驚かすことを恐れているかのように低い声で話す彼は、自分の話を遠くの人にも聴いてもらうためには、ただ大変純粋な音を出しさえすれば良いのであって、そんなに声を張り上げる必要はないと考えていたようである。しかしこれほど自然に、これほど静かに、これほど頑固に、他人の権威に反抗した精神はなかったのである」
(白水社1965年刊ベルグソン全集第7巻所収「ラヴェッソンの生涯と業績」より)
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