今年もこの時期にやってきました。勝沼のブドウ農家、山梨園。もう30年近いお付き合い。ブドウを食べに来るだけでなく、一緒に桃の花見をしたり、おでんを食べたり、なが〜く親しくさせてもらっています。その昔、マップルという旅行雑誌で、「究極のブドウ」として絶賛され、訪問してそれからすっかりファンになりました。今年は殆どのブドウを種なしにする事に成功したようで、皮ごと食べられる安心なブドウがより楽しめます。
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魂柱を移動して2日たったので、再調整。少しゆるくしてもらう。ちょっと駒寄りにして試奏。張りは強くなるがいつもと違うので、もう1度元に戻す。弦を緩めず、魂柱をたたいて移動させる人もいるが、彼はそうしない。たたくと魂柱の小口に傷が付くし、感触が分からないから、必ず弦を緩めて手の感触を頼りに丁寧に。きちんとその楽器なりに調整したらどんな楽器もそれなりに鳴るものだそうだ。後は、奏者の好みでもっと張りのある音にしたいとか、この部分をこうしたい・・というようなことで調整するだけ。
続きを読む "再調整" »
聞きかじった話だけれど、知らないよりは知っている方が良い話。チェロの魂柱とは、弦の振動が駒を通り、表板、そして魂柱によって裏板に伝える役目がある。これに関する細かい話はさておき、駒の位置からどれだけ離すかによって裏板にどれだけの割合で伝えるかが決まる。それで、標準的な位置というものが決まっているが、あくまで基準点に過ぎない。さらに縦関係だけでなく横にずらす方が良い楽器もある。それぞれの楽器の特性によりまた奏者の力量により様々なバリエーションがある。せっかく苦労して探し当てたスイートスポットも、その経緯を知らない職人が見たら、この立て方は間違っているなどという場合もあるだろう。だから、訳の分からない職人に大事な楽器を見せない方が良い(^_^)
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実は先日魂柱を倒してしまい、近くの楽器屋さんで取りあえず立ててもらったものの、それまでより鳴りが悪くなり困っていたが、今日からのオーケストラの合宿で、いつもの職人さんがやってくるので、事前に電話で道具を持ってくるように頼んでおいた。到着早々、楽器の調整をしてもらった。ラッキ!
続きを読む "魂柱の位置とネジの位置" »
チェロ合宿の最後のコンサートは、私も参加してみました。今年も素晴らしい講師の熱血指導を近くで聴講出来て大変勉強になりました。右も左も肘で弾くというのが理屈でなく視覚的にハッキリ理解できました。ボクサーみたいに太い腕が羨ましいですが・・。力を入れない、重みで弾く、ということをしつこく指導していたので、横で見ていた私もこれまで以上にコツを理解できました。
続きを読む "この夏最後のコンサート" »
午後5時から、チェロソロ(バッハ、シューマン、ブロッホ、ワーグナー、ベートーベン)、バイオリンソロ(バッハ無伴奏ソナタ第一番)、チェロアンサンブル(アルビノーニのアダージョ、イェスタデイ・オン・バッハ)のコンサート。
シューマンのアダージョとアレグロ。・・腕も細いし非力な女子は大きな音を出したければ、脇を締める。インナーマッスルを使わないと力が分散してしまう。速く弾こう弾こうとすると脇が開いて肩が上がる。まずは、ボーイングの練習。毛を全て当てて肩から肘を通って真上から重みが乗るように。
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2泊3日のチェロ合宿、ホールと食堂に分かれてレッスンがある。食堂では、バッハと基礎練習とのこと。先生に承諾を得てレッスンを時々見させてもらう。が、邪魔になってはいけないので、厨房横のドアからチラ見。
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次女はアスリートなので?たまにプレゼントしてくれるのは(誕生日とかに関係なく)こういう派手な靴下や靴だ。サイクルスポーツや登山などの服は概ね派手だが、老人の自転車チームも派手派手で、一瞬驚くが皆そのせいか元気だ。う〜ん悪くないか・・
都会を歩いても黒い靴、黒っぽい服のひとばかり、自動車はグレーがもっぱらで街の彩りに乏しい。街を明るく彩る工夫があっても良いかな、バルセロナの街もガウディの意匠が楽しいし・・。
アメリカから輸入したハープ型のテールピースに装着するため、テールガットの研究をして来たのだったが、今日やっとその新しいテールピースを装着してみた。張りがあって高次倍音が豊か・・なのだが、それにウルフトーンも大幅に消えたが、元々と言うかこれまで親しんできた音色が消えたような気がした。確かに低音は大きな音になった気もするが、私好みの音が霞んでしまっては、つまらない。試しに、前のテールピースを改めて見ると、硬い黒檀を思った以上に見事に全面掘り抜いてある。計ってみると52gしかない。他のテールピースはプラスチック製でも76g程度はあるのだから、段違いに軽い。ハープ型のは90g近くある。
続きを読む "私のテールピース" »
テールピースを楽器につないでいるケーブルは、太いナイロン線のもの、スティールのものなどがあるが、いずれも8g、7gの重さがある。どーでも良いようなものだが、これをケブラーという新素材繊維で出来たコードに取り替えると、音が明るく抜けが良くなる。このケーブルは宇宙船や防弾チョッキなどに使われるほど軽くて強い。重さは、1gない。他の人にもお勧めして何種類か購入してみた。このコードは超微細な繊維で硬いからよく切れるハサミかワイヤーカッターが便利。
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知り合いの木のプロダクトデザイナー田中満治さんの「山桃の器」を食堂で展示中です。これは、月の満ち欠けをイメージしています。
このほか、小物もいくつか。田中さんは、「オークビレッジ」にいた木工家で、今年独立しました。応援しています。
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